あれから70年・・・

本日8月6日は原爆の日・・・広島にとって、とても大切な日じゃ。

今から70年前の8月6日・・・あの日も朝から日差しがきつくずいぶんと暑かったそうじゃ。
そして、午前8時15分、アメリカ軍が広島の街に、35万人の広島市民の“頭上”に一発の原子爆弾を投下した。
これにより、一瞬にして何万人という人の命が奪われたのじゃ。その後も多くの方が亡くなられ、多くの方が原爆の後遺症で苦しまれることとなる。
これまでの原爆による死没者は29万7684人にものぼる。　

広島城が誕生した17世紀以来、安芸の国広島は、350年もの間、広島城の城下町として大いに栄えた歴史と伝統のある街じゃった。
それが、一発の原子爆弾により、すべてが灰燼に帰したのじゃ。

あれから70年・・・
わが安芸の国広島は見事に復興し、民が安らかに民が幸せに暮らせる街、
人々がにぎわう町、日ノ本に誇れる、世界に誇れる平和の街となった。

今わしらは平和な社会に生かしていただいておる。
じゃが、この平和は、先人たちの努力、そして先人たちの犠牲のうえに成り立っておるのじゃ。
このことは決して忘れてはならん。
せめて今日一日は、命の尊さ、平和の大切さを今一度思い返し、考えたいものじゃ。

最後に、
原爆の犠牲となられた方々の御霊に心から哀悼の誠を捧げます。

黙祷

安芸ひろしま武将隊一同

追記：8月9日は広島に続き、長崎に原爆が投下された日です。
日本は世界でも唯一の被爆国であり、しかも2回の原爆投下を受けた国です。
このことも決して忘れてはなりません。

現在、広島城天守閣においては、
「被爆70周年記念展示広島城と陸軍―昭和20年8月6日防空作戦室―」
が開催されております。
関係者の証言などから昭和20年8月6日に広島城内で起きた出来事を知ることができます。