しげろぐ〜じゃあの〜

皆々こんばんは。
杉原盛重じゃ。

さて、明日は儂の最後の演舞じゃ。

これまで様々な地に赴き、様々な戦に於いて武将様や参陣致した皆々と共に戦って参った。

様々な思い出がある。

思い出というものは、楽しい・嬉しい・喜ばしいものばかりではない。

辛く・悲しく・たいぎぃ事もあった。

人生に於いても同じじゃ。

良きことばかりではないじゃろ？

しかし、悪いことや嫌なことばかりでもない。

人生の中で10の戦に臨むのであれば、戦歴は10戦1勝9敗でよい。

負け続けても最後の最後に1回でも勝てばええ。

1つ勝つというのはほんまに骨が折れる事なんじゃ。

9つの負けは1回の勝利を掴むための土台じゃ。

勝つことが全てではない。

現世の戦は負けたけぇ言うても死なん。

皆々、これから様々な戦を経験するであろう。

儂かて同じじゃ。

いくらカープが強いといえど、全ての試合で勝つことは難しいであろう。

全て勝つことは不可能に近い。

人は、負け(失敗)から学び勝ちに繋げる。

失敗したり、上手くいかんかったからと言うて深く落ち込まず、次の勝利に向けて確と支度を整えたらええ。

儂は、戦国の世に戻り。

また、元春様と共に戦場を駆け回る。

かもしれん。

最後じゃ言うて長々書くのは辞めとこうかのぉ。

明日出来る限り多くの者と言葉を交わし、現世を去りたいと思うとる。

儂に話しかけるのはよいが、周りのものへの配慮は忘れるな。

儂は、お前たちだけのものじゃないけぇのぉ。

そこは忘れんとってや。

儂の最後の戦働き、確と見届けてくれ。

皆々に会えることを楽しみにしておる。

これまでありがとさんじゃった。

じゃあの。

杉原播磨守盛重

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