“過去”と“現在”は確実につながっておる

皆の者、こんばんはじゃ！
戦国の謀神・毛利元就じゃ。

暑い日が続いておるが、皆々元気にしておるかの？

わしら、週末は
土曜日は広島城内被爆史跡めぐり→広島城内練り歩き
日曜日は二の丸演舞→サマーダンスパフォーマンス2016「Dance with Me」出陣
といった具合に連日ダブルヘッターじゃった(#^.^#)

特に今年の8月6日は土曜日ということで、
初の試み「広島城内被爆史跡めぐり」を開催してみた。
今日は広島城内の被爆史跡に絞って書いてみたいと思う。

被爆前の二の丸御門。

被爆後の二の丸（中御門辺りからの光景）
奥に原爆ドームが見えるのお。
表御門も平櫓も多門櫓も、すべて石垣を残してなくなってしもうとる。
ちなみに手前にスクッと立っておるのは被爆樹木ユーカリの木じゃ。

現在の被爆樹木ユーカリの木。
漫画「はだしのゲン」の作者である中沢啓治殿は
子どもの頃、このユーカリの木に登って遊んでおったそうで、
「ユーカリの木の下で」という作品も残しておられる。

現在の中御門。

かつての中御門。
往時の中御門には鉄板が張られており、
鉄門、黒鉄門と呼ばれておったんじゃ。

じゃが、強固な中御門も原爆によって焼失してしもうた。
両側の石垣には現在でも火災の跡が残っておる。

被爆前の広島護国神社。
現在の場所とは異なり、かつては広島商工会議所、青少年センターの辺りにあった。

被爆後の広島護国神社。
被爆に耐えた社号標（右手の石柱）、狛犬、石灯籠は、
下の写真のように現在の境内に移設されておる。

写真では見えぬが、狛犬は左奥にもあり、左右一対で置かれている。
また、石灯籠は写真から見切れておるが、実際には左側にある。

さらにはかつて参道の入口にあった鳥居は、
現在は裏御門側（RCC中国放送側）に立っておる。

被爆後の中国軍管区司令部防空作戦室。

位置的には、現在の本丸下段、広島護国神社の前じゃ。
中には参謀や将校が作戦を練る作戦司令室のほか、
指揮連絡室、無線通信室などがあり、
軍人、軍属に加え、比治山高等女学校の生徒もここで勤務しておった。

壁厚は50センチほどあるが、原爆が炸裂した際には、
衝撃波で中におった者も数メートル吹っ飛んだそうじゃ。

広島市への原爆投下の第一報は、
ここから発せられたものじゃったとも言われておる。

現在の中国軍管区司令部防空作戦室。
申請すれば室内の見学も可能じゃ。

被爆前の広島大本営。
今から122年前、日清戦争の際は、
軍の最高機関である大本営が広島城内に設置され、
明治天皇もお入りになられた。

帝国議会も広島市で開催され、
わずか7か月間じゃったが、広島市は日ノ本の首都じゃった。

被爆後の広島大本営。

現在の広島大本営跡。
広島大本営は、戦前、当時の文部省によって史跡指定されたが、
戦後は史跡から外され、石柱にあった「史跡」「文部省」の文字も消された。

被爆前の広島城天守閣。
輝元が築いた初代天守閣は戦前は国宝じゃったんじゃ。

ところが原爆によって倒壊。このようになってしもうた。
爆心地から980メートル。

倒壊した瞬間を見た者の証言によると、
天守閣は原爆投下と共に、瞬時に崩れ落ちたそうじゃ。

最後に、広島陸軍幼年学校。
広島城の北側にあった。

幼年学校とは、幹部将校候補を養成するための全寮制の学校じゃ。
学年でいうと中学生に相当する。

現在でも門柱だけがひっそりと立っておる。

皆にとってはずいぶんと馴染のある広島城・・・
普段何気に歩いておる城内でも
意外と知られておらん被爆史跡があるものじゃ。

8月6日月曜日、午前8時15分17秒、
アメリカ軍が広島の街に、広島市民35万人の頭上に原子爆弾を投下。

爆発の瞬間、爆心地の温度は3000度から4000度にまで上昇、
広島城内でも2000度以上はあったと言われておる。

当時、城内には多くの兵士がおった。
勤労奉仕中の動員学徒や女子挺身隊もおった。
城内においても1万人以上の方が亡くなられておる。

“過去”と“現在”は、別々の世界ではなく、
確実につながっておるものじゃ。

今ではまったく想像できんことじゃが、
すべて71年前の8月6日に“実際に”広島で、広島城内で起きた出来事じゃ。

皆の中には身内の方、おじい様、おばあ様が被爆されたという者もおるかもしれん。
被爆された方々は本当にすさまじい経験をされたと思う。
わしらが口にするのも失礼なくらい、本当に本当に大変なご苦労をされてきたと思う。
じゃが、一生懸命、生きて生きて生き抜いてくれたからこそ、今の皆々があるのじゃ。

また、身内の方に被爆された方がおらん者もおると思う。
じゃが、原爆によって壊滅した街を、70年間草木も生えんと言われておったこの広島の街を、自ら被爆されながらも、家族も何もかもを失いながらも、懸命に、命がけで復興してくださったお蔭で、今わしらはこの広島で穏やかな生活を送ることができておるのじゃ。
そのことは決して忘れてはならぬ。

では、最後に・・・

われら百万一心、皆で心を一にし、力を合わせ、
共にがんばって参ろうぞ！

広島のために
日ノ本のために
世界のために
平和のために
皆々の明日のために
未来のために

これからも、そして、いつまでも・・・
いくぞ～！ひろしま～！！百万一心～！！！

従四位上陸奥守元就

安芸ひろしま夏の陣2016

日時／8月27日（土）13:00開場、13:30開演
出演／安芸ひろしま武将隊、名古屋おもてなし武将隊、熊本城おもてなし武将隊
会場／広島駅南口地下広場
チケット代金／前売2,500円
チケット取扱店／全国のチケットぴあのお店、セブンイレブン、サークルKサンクス
・電話受付 tel.0570-02-9999　[Pコード：452-506]
・WEB受付　http://pia.jp/t [PC/携帯]
※「Pコード」は、コンビニエンスストア等でチケットを購入される際に端末に入力するコードです。電話予約される場合にも、必要となります。

安芸ひろしま夏の陣2016特設サイトはこちら

なお、出陣武将は現在のところ以下の予定です（敬称略）。
※出演者は変更になる可能性がございます。

【名古屋おもてなし武将隊】
徳川家康、前田慶次、加藤清正、章右衛門、一之助

【熊本城おもてなし武将隊】
小西行長、島津義弘、立花宗茂

【甲冑パフォーマンス軍団関ケ原組】
島左近、舞兵庫

【安芸ひろしま武将隊】
毛利元就、毛利輝元、毛利隆元、吉川元春、小早川隆景、世鬼政親、杉原盛重

バリバリ家臣セット、残すところ数セット！！！

安芸ひろしま夏の陣の「バリバリ家臣セット」発売中です。
チケット3枚7,500円のところ7,000円で、特典付きです。

特典は、DVD「安芸ひろしま冬の陣」（安芸ひろしま武将隊、神戸・清盛隊、グレート家康公「葵」武将隊、マッドダディーズ収録）です。