真っ赤に染まったスタンド

黒田見たい！OP戦に球団史上最多
「オープン戦、広島－ソフトバンク」（22日、マツダ）
広島の開幕前の最終戦に、大挙3万1255人が詰め掛けた。市民球場の最終年となった、2009年3月22日の2万6083人を超える、球団史上最多となった。
この日は黒田博樹投手が今オープン戦3度目の先発マウンドに臨み、復帰後最長となる7回を6安打無四球で無失点に抑えた。
本塁を踏ませない圧巻の92球。膨れあがった満員のスタンドからの大歓声に包まれながら降板した。（2015年3月22日デイリースポーツオンラインより）

皆の者、こんばんはじゃ！元就じゃ！

昨日のMAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島は、
現代のサムライ黒田殿でずいぶんと盛り上がったようじゃが、
実はその陰でもうひとつの手に汗握るドラマがあったのじゃ・・・

昨日は試合前に「2015カープフェスティバル 鯉祭り」というイベントが開催され、
その中で「九人キャッチボール」という競技があった。

九人キャッチボール・・・
9人が各ポジションにつき、ピッチャー→キャッチャー→ファースト→サード・・・
といった具合に球を投げていき、一周するタイムを競うというものじゃったんじゃが、
参加チームが、中学生チームが二チーム、
それにRCC（中国放送）チームを合わせた三チーム。

RCCチームのメンバーはといえば、
ピッチャー：安仁屋宗八殿（元カープ、伝説の投手）
キャッチャー：石橋真殿（RCCのスポーツアナウンサー）
サード：渕上里奈殿（広島を代表するアイドル）
セカンド：桑原しおり殿（広島を代表するタレント）
ショート：小林康秀殿（RCCのスポーツアナウンサー）
ライト：佐々木リョウ殿（広島を代表するシンガーソングライター）
レフト：藤田弘之殿（広島を代表するタレント）
センター：横山竜士殿（元カープ、昨年まで現役だった名投手）

この中にまじって・・・なんと！

ファースト・・・毛利元就！

わし・・・キャッチボールなんぞしたことなかったから、
輝元に特訓してもろうたんじゃ。
その甲斐あっていい感じに仕上がり、準備万端！
“こりゃいける！”と確信した。

そして、いよいよ本番！
三万人が見守る中、
伝説の投手・安仁屋宗八殿の剛腕から繰り出されたストレート！
キャッチャー石橋真殿がガッチリと受け止める！
そしてファーストのわし目がけて放たれた白球！
息を呑む三万人の観客！

ドクン、ドクン、ドクン・・・

真っ赤に染まったスタンドをバックに
スロモーションで近づいてくる白い球・・・
わしはおもむろにグローブをはめた左手をそっと目の前に差し出した・・・

バシッ！

重く乾いた音と共に見事にキャッチ！
そのままサードの渕上里奈殿に球を投げるべく、
身体の向きをわずかに変え、白い球を投げ放った・・・

その結果・・・

やってもうた・・・

わし、身体の向きを変えてサードに投げよう思うたら
前方には存在感たっぷりの安仁屋宗八殿がおる・・・
サードの渕上里奈殿はまったく視界に入らん・・・
まっすぐ投げたら安仁屋殿に直撃じゃ・・・
まこと、想定外じゃった・・・

ついつい力が入り、放った球は大きくコースを逸れて、
安仁屋殿の足元辺りに飛んでいった・・・

その瞬間、球場内に響いた
「あーーー・・・」
という三万人の落胆の声・・・

野球とは、まさに筋書きのないドラマじゃのお・・・
こうやって、わしの儚くも甘酸っぱい春の日は終わりを告げたのじゃった・・・

じゃが、まあ結果としては、
バウンドした球をしかと渕上里奈殿がキャッチしてくれ、
その後も皆がうまくつないでくれたので、
中学生チームには敗れはしたが、過去最高のタイムが出たそうじゃ。
まあ、三万人の記憶に残ったということで、よかろうもんじゃ（*^_^*）

九人キャッチボール終了後は、皆で「それ行けカープ」を熱唱！

その後は鉄馬で二の丸に移動・・・いつも通り演舞を行った。

じゃが、一年もあっという間、
今年度もいよいよ来週でおしまいじゃの。
なんとも感慨深いのお・・・

そしていよいよ二の丸最終演舞のあとは、
今年度最後のイベント「安芸ひろしま春の陣」！

ぜひともこの日は安芸の国広島に参陣してくれ！
座席に“まだまだ”余裕があるゆえ、よろしゅう頼むぞ！

では最後に・・・

われら百万一心、皆で心を一にし、力を合わせ、
共に戦って参ろうぞ！

皆々の明日のために
未来のために
夢を勝ち取るために
夢を叶えるために
勇気と元気を持って

これからも、そして、いつまでも・・・
いくぞ～！ひろしま～！！百万一心～！！！

従四位上 陸奥守 元就

【おまけ】

みよし運動公園にて・・・
都会の喧騒から離れ、
童心に返るふたり

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