砂持加勢

皆々、こんにちはじゃ！
戦国の謀神、毛利元就じゃ！

昨日とは打って変わって
今日は全国的に雨模様かのお・・・

さて、昨日、われら安芸ひろは分隊し、
隆景、政時は「広島てっぱん楽市楽座in三原」へ。
そして、わし、輝元、元春、盛重は「砂持加勢まつり」に出陣して参った！

砂持加勢とは・・・
今から155年前、幕末の文久2年（1862年）町民たちが藩に願い出て、
5月7日から一週間にわたって行われた。

もともと太田川本流であった本川は、
舟運が盛んで城下町広島にとっては特に重要な川じゃったが、
放っておくと上流から流れてきた土砂が川底にたまり、
船の運航の邪魔になったり、洪水を引き起こすことがあった。

そのため広島藩は町民に命じて川底にたまった砂を
定期的に掬わせておったんじゃが、これがなかなかの重労働じゃった。

そこで考え出されたのが「砂持加勢」じゃ。
「砂持加勢」は川底の砂をさらって運ぶのを、
皆で囃し立て、応援（＝加勢）しようというものじゃった。

当時の瓦版「広島本川川ざらへ町中砂持加勢図」には、
町ごとに趣向を凝らした山車を作り、
猿や河童、ねずみ、虎、鶴、コウモリなどなど
仮装した町民が練り歩く様子が実にリアルに描かれておる。

広島本川川ざらえ町中砂持加勢図（広島市立中央図書館蔵）

広島城天守閣第二層にはこの瓦版を拡大したものが飾られておる。
機会があれば、ぜひともゆっくり見ていただきたい。
絵とは言え、仮装のクオリティの高さには驚かされるぞ。

この砂持加勢、結局は一度しか行われることはなかったが、
この砂持加勢を現代の世に甦らせるべく行われておるのが、
「砂持加勢まつり」なんじゃ～
今年で十回目じゃ(^O^)／

まずは参加団体が二の丸に集合♪

広島市中区のゆるキャラ「なかちゃん」も一緒♪

それから練り歩き・・・
広島城内から本川の河岸緑地まで
皆で練り歩いたぞ♪

本川の河岸緑地♪
到着後すぐさま演舞開始！

忍び衆、杉原盛重！

毛利家次男、吉川元春！

広島城初代城主、毛利輝も！

そして、わし！

砂持加勢まつりに参ってくれた者、
三原に参ってくれた者、
共にありがとうな！

皆が応援してくれるから
わしらもがんばれるよ。

ちなみに昨日10月1日は、
厳島合戦があった日じゃ。

今から462年前、天文24年（=弘治元年。1555年）10月1日、
新暦でいうと10月26日に厳島において陶晴賢と戦い、
われら毛利家は勝利した。

この厳島合戦における勝利によって、
われら毛利家がさらなる飛躍を遂げることとなる。

そして、もうひとつ・・・
10月22日は、わし元就にとっては大切な記念日じゃ。
それはわしの初陣となった有田合戦において
敵将・武田元繁を討ち取った日じゃ。
今からちょうど500年前、永正14年（1517年）10月22日のことじゃ。

というわけで、その前日にあたる10月21日、
この日はまさにその有田合戦の舞台となった
北広島町有田にある「道の駅 舞ロードIC千代田」に出陣して参る！

参加型のイベントも現在企画中じゃから
皆々楽しみにしておるんじゃぞ。
発表までもう少し待ってな。

では、最後に

われら百万一心、
皆で心を一にし、
力を合わせ、
共にがんばって参ろうぞ！

皆々の明日のために
未来のために
夢を勝ち取るために
夢を叶えるために
勇気と元気を持って

これからも、そして、いつまでも・・・
いくぞ～！ひろしま！！百万一心～！！！

毛利陸奥守元就

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